墓じまいの手続きの流れ|必要書類・改葬許可申請・全体のステップを解説

2026年3月7日

墓じまいの手続きの流れと必要書類、改葬許可申請の全体ステップを解説した図

お墓のことで悩み始めたとき、
多くの人が最初に感じるのがこの疑問です。

「墓じまいって、実際には何をすればいいの?」

費用のことや供養の方法はなんとなく分かっても、
具体的な手続きの流れは意外と知られていません。

  • どこに連絡すればいいのか
  • 役所の手続きは必要なのか
  • 改葬許可とは何なのか

こうしたことが分からないと、不安になってしまいますよね。

墓じまいは、
いくつかの手順を順番に進めていくことで
トラブルなく行うことができます。

この記事では、墓じまいを考え始めた人に向けて

  • 墓じまいの全体の流れ
  • 必要になる手続き
  • 改葬許可申請とは何か

を、初めての人にもわかりやすく整理していきます。

この記事でわかること

  • 墓じまいの基本的な手続きの流れ
  • 改葬許可申請とは何か
  • 墓じまいで必要になる書類
  • 手続きを進めるときの注意点
  • 墓じまい後の供養の選択肢

墓じまいとは?まず知っておきたい基本

墓じまいとは、
今あるお墓を撤去し、遺骨を別の場所に移すことを指します。

このときに行う遺骨の移動は、
法律上 「改葬(かいそう)」 と呼ばれています。

つまり墓じまいとは、

  • お墓を撤去する
  • 遺骨を別の場所に移す

という2つの作業を含んでいるのです。

墓じまいの基礎的な考え方については、
こちらの記事でも詳しく整理しています。

墓じまいって、結局なにをするの?最初に知っておきたい基礎知識と全体の流れ

また、費用について知りたい場合は
こちらの記事も参考になります。

墓じまいの費用はいくら?相場の目安と内訳、高額になりやすいケース

墓じまいの手続きの流れ(全体ステップ)

墓じまいは、一般的に次の流れで進みます。

① 家族や親族と相談する
② 新しい供養先を決める
③ お寺や霊園に相談する
④ 改葬許可申請
⑤ 遺骨取り出し
⑥ 納骨

一つずつ見ていきましょう。


① 家族や親族と相談する

墓じまいを考え始めたら、
まず家族や親族と話し合うことが大切です。

お墓は家族全体に関わる問題なので、
事前の相談がないとトラブルになることもあります。

特に

  • 親戚が反対している
  • お墓を守りたい人がいる

といったケースでは、
丁寧に話し合いを進めることが重要です。

もし親族の理解が得られず悩んでいる場合は、
こちらの記事も参考になります。

墓じまいで親戚に反対されたらどうする?トラブルの対処法と話し合いの進め方


② 新しい供養先を決める

墓じまいをする場合、
遺骨の新しい供養先を決める必要があります。

代表的な選択肢には次のようなものがあります。

  • 永代供養墓
  • 樹木葬
  • 納骨堂
  • 海洋散骨

それぞれ供養の方法や費用が異なります。

供養方法について詳しく知りたい場合は、
こちらの記事も参考になります。

永代供養とは?墓じまいとの違いと費用の目安をわかりやすく解説

また、近年はお墓を持たない供養として
散骨を選ぶ人も増えています。

散骨とは何か?なぜ今選ばれている?|家族に負担を残さない供養


③ お寺や霊園に墓じまいを相談する

お墓があるお寺や霊園には、
必ず事前に相談を行います。

このとき注意したいのが
離檀料(りだんりょう) です。

お寺の墓地にお墓がある場合、
檀家を離れることになるため
離檀料が必要になるケースがあります。

離檀料については、
こちらの記事で詳しく解説しています。

離檀料はいくら払うべき?高額請求への対処法と相場の目安


④ 改葬許可申請を行う

墓じまいでは、
改葬許可申請が必要になります。

これは、

「遺骨を別の場所に移してもよい」

という許可を自治体からもらう手続きです。

一般的な流れは次の通りです。

  1. 新しい供養先から受入証明書をもらう
  2. 現在のお墓の管理者から埋葬証明書をもらう
  3. 市区町村に改葬許可申請を行う
  4. 改葬許可証を発行してもらう

この許可証がないと、
遺骨を移すことはできません。


⑤ 遺骨を取り出し墓石を撤去する

改葬許可証を取得したら、
お墓から遺骨を取り出します。

一般的には

  • 石材店
  • 墓じまいサービス

などに依頼して作業を行います。

作業内容は次の通りです。

  • 閉眼供養(魂抜き)
  • 遺骨の取り出し
  • 墓石の撤去
  • 墓地の整地

これで墓じまい自体は完了します。


⑥ 新しい供養先へ納骨する

最後に、
遺骨を新しい供養先へ納骨します。

選ばれることが多い供養方法には、

  • 永代供養
  • 樹木葬
  • 海洋散骨

などがあります。

散骨を検討している場合は、
費用についても事前に確認しておくと安心です。

散骨の費用相場はいくら?海洋散骨『散骨船長』の料金を基準に総額と内訳を解説

墓じまいの手続きを進めるときの注意点

墓じまいを進めるときは、
いくつか注意点があります。

早めに準備する

墓じまいは

  • 親族との相談
  • 行政手続き
  • 石材店の作業

などがあり、
数か月かかることもあります。

時間に余裕を持って進めることが大切です。


感情面の整理も大切

お墓は単なる場所ではなく、
家族の歴史や思い出が詰まった場所です。

そのため、
墓じまいをするときには

「寂しい」
「申し訳ない」

といった気持ちを感じる人も少なくありません。

焦って決めるのではなく、
家族で話し合いながら進めていくことが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 墓じまいの手続きにはどれくらいの期間がかかりますか?

A. 墓じまいにかかる期間は状況によって異なりますが、一般的には 1〜3か月程度かかることが多いです。

主な理由は、いくつかの手続きを順番に進める必要があるためです。

例えば、

  • 親族との相談
  • 新しい供養先の決定
  • 改葬許可申請
  • 石材店の手配

などを行う必要があります。

特に親族との話し合いに時間がかかるケースも少なくありません。
そのため、墓じまいを考え始めたら 余裕を持って準備を進めることが大切です。


Q2. 改葬許可申請は必ず必要なのでしょうか?

A. はい。遺骨を別の場所へ移す場合、基本的に 改葬許可申請が必要になります。

これは「墓地、埋葬等に関する法律」に基づく手続きで、
自治体から 遺骨を移動してもよいという許可をもらうものです。

通常は次の書類が必要になります。

  • 改葬許可申請書
  • 埋葬証明書
  • 受入証明書

これらの書類をそろえて、市区町村役場に提出します。

改葬許可証が発行されて初めて、
遺骨を新しい供養先へ移すことができます。


Q3. 墓じまいは自分だけの判断で進めても大丈夫ですか?

A. 墓じまいは法律上、必ずしも親族全員の同意が必要とは限りません。
しかし実際には、家族や親族との話し合いをしておくことがとても重要です。

お墓は家族の歴史に関わるものなので、

  • 親族が知らないうちに墓じまいしてしまった
  • 後から反対されてトラブルになった

というケースもあります。

そのため、できるだけ早い段階で
家族や親族と話し合いをしておくと安心です。


Q4. 墓じまいをした後の遺骨はどうするのでしょうか?

A. 墓じまいをした後は、遺骨を新しい供養先へ移す必要があります。
代表的な供養方法には次のようなものがあります。

  • 永代供養墓
  • 樹木葬
  • 納骨堂
  • 海洋散骨

どの供養方法を選ぶかによって、費用や供養の形が変わります。

それぞれの違いについては、
こちらの記事でも詳しく解説しています。

永代供養とは?墓じまいとの違いと費用の目安をわかりやすく解説

また、お墓を持たない供養として
散骨を選ぶ人も増えています。

散骨とは何か?なぜ今選ばれている?|家族に負担を残さない供養


Q5. 墓じまいをしないでお墓を放置するとどうなりますか?

A. お墓を長期間管理しない状態が続くと、
無縁墓(むえんぼ) として扱われる可能性があります。

無縁墓とは、管理する人がいないお墓のことです。

霊園や自治体の判断によって、

  • お墓が撤去される
  • 遺骨が合祀される

といった対応が取られることがあります。

そのため、お墓を維持する人がいない場合は、
墓じまいなどの方法を検討することも一つの選択肢です。

無縁墓について詳しく知りたい場合は、
こちらの記事も参考になります。

お墓を放置したらどうなる?無縁墓になるリスクと手続きの流れ

まとめ

墓じまいは、次の流れで進めていきます。

  1. 家族・親族と相談する
  2. 新しい供養先を決める
  3. お寺や霊園に墓じまいを相談する
  4. 改葬許可申請を行う
  5. 遺骨を取り出し墓石を撤去する
  6. 新しい供養先へ納骨する

最初は難しく感じるかもしれませんが、
流れを整理すると、少しずつ見えてくるものがあります。

そして大切なのは、
自分や家族にとって無理のない形で
供養の方法を考えることです。

自分や家族にとって納得できる形を、
ゆっくり考えていきましょう。

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